警察って本当に正義ですか?
警察が捜索に入りました。〇〇さんが逮捕されました。
そんなニュースを聞くたび、僕らには警察という正義の味方がいて、僕たちの生活を守ってくれると認識する。
今回僕は、盗難にあった。28万のパソコンを持ち逃げされ、10万貸したお金も返ってこない。貸した物は返す。人の物を盗らない。そう教えられてきた僕にとって、明らかに悪人だ。
警察は正義の味方だ。きっと彼を罰してくれる。そう思いながら警察署に行った。
警察署に着いた僕は、現実と理想が相反する物だと気付かされる。
今回僕は、4人の方に相談した。
1人目は、東広島市の青年。およそ22歳位の黒髪の青年で、いかにもだるそうな、まるで僕のことを見下したかの様な態度だった。
で、どうされたんですか?
会釈もなくそう問う態度は、2日酔いのサラリーマンの方がよっぽどマシだと思わせる位、ぶっきらぼうな態度だった。
事情を説明する。すると「ああ、それうちでは無理なので、広島市内の警察署でお願いします」と言われた。
悪の被害にあった僕への配慮など、微塵もなかった。そこにいたのは正義の味方ではなく、ただ愛想の悪い青年だった。
2人目は、広島市内の交番。僕対応したのは40台手前に見える男性。
事情を説明する。すると「でもそれって個人間のお金のやりとりでしょ?警察は個人間のやりとりには介入しませんよ」と言われた。
1人目の青年より、ズバズバ物を言う人だった。民間企業の人間がこの態度で接客をすれば、3日と持たず廃業だろう。公務員で良かったな、この人。そう思った。
パソコンが盗られたのだと伝えると「まあそれなら、、、」と言って話を聞いてくれた。
だが住まいと被害に合った場所を伝えると、「あ、それうちでは受けられないんで、A交番に行ってください」とズッパリ。仕方ないのでA交番に向かおうとすると、去り際に聞こえた。
「これ、後でA交番から押し付けたって言われんかね。めんどくさいなあ」
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今なんと????????
おかしいなあ。正義の味方のお兄さんは、困ってる一般市民を助けてくれるはずなのになあ。
バッチリ聞こえてたけど、蒸し返しても仕方ない。言われた通り、A交番に向かう。
A交番の対応は、親切だった。歳の離れたおばちゃんと、30半ばのお姉さん。話は進み、5時間ほどの取り調べの後、被害届け提出は完了。これで悪を罰してもらえる。
それから三日後のこと。急に交番に呼び出された。話を聞くと、最終的に盗難ではなく債務不履行になるので、警察では被害届けを受理できないと言われた。刑事課と話をした結果、不可能と言われた様だ。
2人は、申し訳なさそうに僕に伝えた。「ご納得していただけますか?申し訳ありません」と言い、僕に被害届け取り下げの署名にサインをさせる。
全てのやりとりを終え、思う。
あれ???
警察って、本当に正義ですか???
最終的に捜索はしてもらえず、被害届けは僕から「取り下げ」ると言う形になった。おかしな話だ。まるで僕が捜索しなくて良いと言ったみたいじゃないか。
無理なら無理と、上層部が無理と伝えれば良い。もし僕がゴネれば、捜索をしてもらえたのだろうか。
正義が勝つんじゃない。勝った方が、正義だ!
ワンピースの、ドンキホーテ・ドフラミンゴのセリフが頭に浮かぶ。つまりは、正義なんて曖昧な物で、いざって時に僕たちを守らない。
今回悪は、僕だったのだ。警察を正義の象徴なら、捜索しないとはそういうことだ。人に不用意にお金を貸した、僕が悪だったのだ。
正義なんてない。自分の身は自分で守る、金輪際二度と、人にお金は貸さない。その為の授業料として、35万円支払った。
高かったのか、安かったのか。それはこれからの僕の人生が決めることだ。とりあえず、今後人にお金を貸すのは辞めよう。
皆さんも、お金の貸し借りには、お気をつけて。
追記 なんとなくストーリー調に書きましたが、僕はネタ話また一個できた!位に思ってます。笑
最近TikTokも順調ですし、これからガンガン結果を出す松原にご期待ください(^^)