ぼく、まっさん

オッス!まっさんだぞ!

僕はキャバクラに入れなかった 前編

 

桃白白(タオパイパイ)。この名前をご存じだろうか。

 

北海道にある有名なセクシーキャバクラ店で、最低1時間待ち。長くて3時間待ちになる程の人気店だ。

 

ちなみにセクシーキャバクラとは「おさわり可能なキャバクラ」である。イチャイチャチュッチュしながら男女がかりそめの甘い時を過ごす場所。男の欲望のなれの果て。

 

ちなみに、僕はそもそもキャバクラに興味がない。女の子と話をするだけなら、自前のコミュ力で無限に友達を作れるので、お金を使う必要がないからだ。

 

ただこのタオパイパイ。一つだけ周りと異なるサービスがある。それが

 

「終了5分前になると、目隠しと手錠をかけられキン肉マンのテーマが店内に流れ出す」

 

というものだ。

 

なんだそのサービスは。

 

前代未聞のその話を聞き、僕は生まれて初めてキャバクラに行くことにした。好奇心が沸き上がって仕方ない。

 

そして現地に到着。そこで一つの問題に気付く。

 

無料案内所に入れない。

 

キャバクラは通常、無料案内所という怪しいお店で案内してもらう。すると、安く入店できるのだ。安いに越したことはないので、案内所を利用しようと店に入ろうとする。

 

ただ、なにせ人生初なもので、警戒心がマックスだ。近くのお兄さんに話しかけられても、「こいつは詐欺師ではないか?大丈夫か???」となり、まともに話ができない。

 

~路上の客引きには注意してください~

 

そんな声を、いつも街中で聞き流していた。あの時は「何をバカな」と笑い飛ばしたが、いざ自分が使うとなると、誰に声をかけて、どこに入ったら良いか分からない。

 

気温マイナス5度の札幌で、僕は一人ウロウロするしかなかった。。。

 

後編へ続く