ぼく、まっさん

オッス!まっさんだぞ!

英語を話す為に日本でできる簡単な準備4つ

 

「英語、喋れるんですか?」

「半年間海外にいたので、日常会話程度なら」

「え、すげー!!!」

 

こんなやりとりをもう50回はしてきました。正直言われて嬉しいので、謙遜しながら心の中はハッピーセット。褒められるのは、やっぱり嬉しい。

 

でも英語が話せるまで、僕は遠回りをしました。今だから分かるけど、現実は

TOEICができるから英語が話せる」わけではなく

「英文法に詳しいから英語が話せる」わけでも無い。

 

学校は、どうすれば英語が話せるかを教えてくれず、ただひたすら「テスト」のための英語を詰め込む。だから僕達は6年も英語を勉強しても英語が話せない。

 

だから今回は、僕の半年間の海外生活を通して、日常英会話が話せるようになるために必要なことと、話すために日本でできる準備をお伝えします。

 

まず最初に覚えておくことは、英語が話せるまで「1日に最低20回」。言いたいことも言えない自分が嫌になり、メンタルがボコボコになります。

 

なので心構えとして、皆さんの理想を今のうちに砕きます。

 

1海外に行ったら、その瞬間英語がスラスラ口から出てくる

 

 ムリです。日常会話ができる目安は、大体2ヶ月は必要。

 ちなみにオーストラリアやアメリカなど、ネイティブ(現地人)の所へいきなり行くのはやめましょう。友達は現地英語がわからず、結局留学に来た日本人同士で固まり、半年経っても話せなくて帰国してました。

最初は初心者向けのフィリピン留学がお勧めです。

 

2海外に行ったら、ネイティブと対等に話せる

 ムリです。ネイティブの英語はめちゃ難しく、海外に半年住んだ僕も半分しか理解できません。詳しくは「ネイティブイングリッシュとジェネラルイングリッシュの違い」で解説します。

 

 

3英文法やTOEICができれば英語が話せる

 ムリです。何故ならあれは座学であり、ただの知識です。口から出る英語と勉強の英語は全くの別物なので、どれだけ勉強しても日常会話はできません。

 

ちなみに英文法は、簡単なもので大丈夫。

日本語も

 

今日映画いこ

映画行こうよ今日

今日行こうよ映画

 

どれでも通じますね。こんな小さな違い気にしたことないです。ビジネス英会話ではダメでも、日常英会話なら全然大丈夫。

 

ということで、実際に話す為には現地で鬼の様に会話を積み重ねるしかありません。

 

ちなみにオーストラリア人

「Good morning mate」(mateは友達という英単語)

グッドモーニング、メイト

これを

「G'day mate」グダーイ、マイッ

と読みます。こんなの現地行かないと分からない。ムリです。

 

ではここから、実際に日本でできる準備をお伝えします。

 

1単語

文法はできなくても良いですが、単語は知らないとマズイです。例えば

 

Could you take laptop please?

 

これは「ラップタップをとってくれないか」という英文。ラップタップがわからないと取れません。

ちなみにラップタップとはノートパソコンです。こんな意外な呼び方が英語には鬼の様にあります。

 

単語を覚えるのにお勧めの冊子は「速読英単語」。そう、高校時代によく使っていたアレです。

アレの単語を全部覚えれば日常会話は楽勝です。是非実家の押入れから発掘してください。見つからない方や、捨ててしまった方は買いましょう。変にTOEICの参考書買うよりも安くて実用的です。

 

2中学生レベルの英文法

難しい英文法は必要ないですが、中学で習う範囲は覚えたいです。例えば

 

What Do you want?

 

何がしたい?と聞く文ですが、これは

 

doが先頭に来ると疑問文になる

その前にWhatが来ることで「何を〜?」と聞く疑問文になる

 

というルールにしたがっています。ですがこれを

 

What want you do?

 

と話すと、聞いた人は「??????」となり、理解するまで時間がかかります。英語は、ちょっと複雑。

 

実は日本の義務教育、基礎的な部分をキチンと教えてます。なので中学時代の英語の教科書を、押入れから発掘してください。捨ててしまった人は、、、

良い文法の本また今度探してきます。

 

 

3わからないことを聞き返すメンタル

英語で最も大切なのはここ。日本人は「聞き返すと失礼になる」と思い、聞き取れない会話を流します。

 

ですが英語は「多様な民族がコミュニケーションを取るためのツール」です。なので伝わらなかったなら、積極的に「僕には伝わっていない」と主張しないといけません。

 

ちなみに日本の「察する」文化は海外にないです。なので笑って流していると「あいつ何考えてるかわからない。苦手だ。」と判断されます。

友達が笑って流す人で、1ヶ月後に「あいつ何考えてるか分からない。苦手だ」とオーストラリア人に陰口言われてました。ちゃんと聞き返さないとダメです。

 

外人同士の会話でも、容赦無いしかめっ面で「What?」と聞き返すことが1日に5回も10回もあります。ですが顔をしかめるのは「なんて言ったかわからないよ?」という意思表示であって、別に彼らは怒ってないので、気にせずいきましょう。

 

日本でこの能力を鍛えるには、聞き取れなかった時に「ごめんなんて?」って聞き返すと良いです。同じこと英語でやるだけなので、すぐできます。

 

4笑顔

これは最強です。

 

僕がフィリピン留学で出会った中に「ケンショー」という後輩がいました。ケンショーは当時18歳で、高校で特攻服を着るヤンキー時代を過ごした後「俺はデッカイ人間になる」と言って、フィリピン留学に来てました。

 

ケンショーはオールバックにピアスを開けたりと、めちゃめちゃイカツイ見た目。しかも彼、ほとんど英語話せなくて、「ハロー」と「OK」「グッド」位です。

 

ですがケンショーは、「OK!YES!YES!」とハッピースマイルで皆に話しかけ、どんどん友達を増やします。そして到着して1週間、韓国人と一緒にフィリピンパブで夜遊びする位仲良くなってました。

ちなみに二人の会話は「YES」「OK」「NO」だけです。後は韓国語と日本語で会話してて、全然通じてないのに大爆笑してました。世界共通言語は英語ではなく笑顔なのだなあ。と彼を見て思います。

 

彼ほど飛び抜けることは難しい。けれど笑顔で話しかけて、わからないときは首を傾げる。そして伝わった時は「おーーー!YES YES!!」とにこやかに会話すれば、友達はガンガンできます。僕はその方法で友達ができました。

 

最後に

英語で日常会話は意外と簡単です。英語の偏差値が50あった人なら、語学学校に行って1〜2ヶ月で話せる様になります。なので英語で日常会話をしたければ、難しい文法を学ぶより「笑顔や単語、メンタル」の準備をしましょう。

 

最初は何言ってるかわからなくメンタルが地の底まで落ちますが、1ヶ月も過ごせば慣れます。なので英語を話す未来を想像して、まずは単語を2000語覚えることから始めましょう。